お風呂上り、鏡に映る「もじゃもじゃのアンダーヘア」。
自分がうっとうしいだけでなく、女性からどう見られるのかも気になりますよね。
東京イセアクリニックの調査によると、男性がアンダーヘアのケアをしていることに対してどう思うか、20~30代の女性に聞いてみたところ、半数以上が「好印象」あるいは「身だしなみとして当たり前」と答えました。
もはや、女性に選ばれる男性の条件に「アンダーヘアも整っているか」が加わるのも時間の問題です。
とはいえ、
「アンダーヘアを整えたいけど、どの方法が良いか分からない」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
また、
「今何となくやっている方法があるけど、それよりもっと良い手段があればなあ」
という人も少なくないはずです。
そこで今回は、「男性のアンダーヘアを整える方法」を厳選6つ、紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
まずは知ろう!男性のVIOラインとは?
まずは、初歩的なアンダーヘアに関する知識を、ざっくりとレクチャーします。
アンダーヘアは、「VIOラインにあるムダ毛」を指します。
VIOラインとは、ストレートにいうと「陰部」のことです。
男性のVIOラインとはどの部分か、簡単に紹介します。
Vライン
Vラインとは、鼠径(そけい)部周辺をいいます。
ブリーフの海パンを履いたときに、隠れる部分がVラインです。
具体的には、「陰毛」「陰嚢(いんのう)周辺の毛」「ギャランドゥ(へそ毛)」などがあります。
Iライン
Iラインとは、男性器の付け根と肛門を繋いだ一直線のラインをいいます。
具体的には、「陰嚢(いんのう)の後ろの毛」「股の間の毛」があります。
Oライン
Oラインとは、お尻の穴の周辺のムダ毛をいいます。
具体的には、「肛門周辺の毛」「尻毛」があります。
ひげや脚などとは異なり、VIOラインは手が届きにくく、複雑な凹凸があるので、処理をするのがかなり大変。
しかも、デリケートな部分なので、ケガのリスクもありますし、カミソリ負けや肌荒れをしやすいのも難点です。
アンダーヘアを整えようとするときは、くれぐれも慎重に行ってください。
Vラインの形はどうデザインすれば正解?
ここで、アンダーヘアを処理するにあたり、「Vラインをどんな形にしたら良いのか?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
「アンダーヘアを整える方法」に触れる前に、「Vラインのデザイン例」をみてみましょう。
※イラストの青いラインの外側を処理して、形を整えます。
ナチュラルに整えたい派におすすめ
へそ下と両脚に繋がっていない
Vラインのヘアを一回り小さくします。
また後ほど紹介する「台形」や「長方形」に応用しやすくなります。
へそ下とビキニラインが繋がっている
鼠径(そけい)部(=脚の付け根)を処理して、へそ上(ギャランドゥ)はあまり刈り込まない方が自然に仕上がります。
より清潔感をアップさせたいなら、へそ下(ギャランドゥ)の処理も行いましょう。
太ももとビキニラインが繋がっている
鼠径(そけい)部は処理せず、ビキニラインの上を処理するパターンです。
鼠径部までキレイにするときは、あわせて内太腿も処理するようにすると自然です。
逆台形型
自然な形に近いため、ナチュラルに見えます。
また逆台形は、陰茎のすぐ横部分のヘアを残すかどうかでも、ガラっと印象が変わります。
残す場合
より自然になります。
整えてる感をあまり出したくない人向けです。
残さない場合
しっかり整えた感はありますが、自然な形なので悪目立ちしません。
ナチュラルでありながらキレイに整えたい方向け、
しっかり整えたい派におすすめ
長方形
陰茎の上を長方形に残すデザイン。
脚がより長く見えます。
虹(アーチ)型
陰茎の周囲をアーチで囲むようなデザイン。
優しい印象をかもし出せます。
ハイジーナ
いわゆるパイパン。
ハイジニーナとは、「衛生的」という意味です。
V字型
陰茎を軸にVの字を描いたデザイン。
より男性らしさが前面に出ます。
ハート型
カワイイ、遊び心のあるデザインです。
女性ウケを狙う人におすすめ。
全画像出典:N-COOZY
アンダーヘアの形を決めたら、最初はごく外側から、徐々にその形のアウトラインに向かって処理をしていくのが、失敗しないポイントです。
男性のアンダーヘアを整える方法6選!
では、いよいよ「男性のアンダーヘアを整える方法」を6つ紹介します。
実践しやすいものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。
アンダーヘアを整える方法1|ヒートカッター
アンダーヘアをカットする方法というと、ハサミが王道です。
手軽にできて低コストなので、取り入れている人も多いと思いますが、デメリットもあります。
それは、カットした毛の先端が尖ってしまうので、毛が伸びるうちにチクチクしてきてしまうということ。
毛先が尖っていると下着の繊維の隙間から飛び出したり、仕上がりの肌触りも悪いのであまり得策とはいえません。
そこでオススメなのが「ヒートカッター」。
ヒートカッターは、ハサミやカミソリのように刃物で毛を切るのとは異なり、熱で毛を焼き切る仕組みです。
ハサミやカミソリを使うと、どうしても毛の先端が尖ってしまい、仕上がりもチクチクしてしまいます。
その点、ヒートカッターの場合は、熱で毛を焼き切ることで毛先が丸くなり、毛先がチクチクして、下着から突き出ることもありません。
ヒートカッターの使い方
① 好きな毛の長さを決める(最初は失敗しないように少し長めに)。
② ヒートカッターを持った逆の手で毛を持ち、好きな長さのところにヒートカッターを押し当てる。
③ 毛を焼き切るまで押し当てる。
参考:ケディオス 男性用 グルーミング ・ ヒートカッター
肌を傷つけにくい熱線カット式。
アンダーヘア専用のヒートカッターです。
毛先がとがらずチクチクしにくいヒートカット方式。
使いやすくスリムなデザインで、細部の処理も簡単・手軽にアレンジできます。
アンダーヘアを整える方法2|カミソリ(女性用)
アンダーヘアを整えるのにメジャーな方法として、カミソリで剃るという手段も人気です。
カミソリは、ヒートカッターと異なり、一気に広い範囲を処理できるのがメリット。
とはいえ、失敗しないためには、少しずつ範囲を決めて剃るのがコツです。
一度に剃ると、剃り過ぎてしまったたり、残したい部分のデザインがおかしくなったりするので、少しずつ剃っていってください。
ある程度、ムダ毛を短くカットしておくおことで、カミソリに毛が目詰まりするのを防げます。
また、カミソリの刃によって肌を痛めやすくなるので、シェービングフォームを使って剃りやすくし、剃った後は化粧水などで保湿することも忘れずに。
アンダーヘアを整える用に、ぜひおすすめしたいのが女性用のカミソリです。
男性用のカミソリは太くて短いヒゲを深剃りするためのもので、3枚刃や5枚刃がほとんどですが、女性用は体毛を処理するためのものでだいたいが2枚刃なので、肌への刺激も少ないのです。
また、Vラインを処理するときは安全機能つきのカミソリを選んでください。
参考:シック Schick Tディスポ
顔にもボディにも使えるなめらかなそり心地。
アロエ配合スムーザー付きで、敏感な部分にも安心です。
ワンプッシュクリーナーを押しながらすすぐと、目詰まりも解消して、いつでも刃を清潔にキープ。
ぬれた手でもすべりにくいラバーハンドルで、シャワー時も使いやすい。
アンダーヘアを整える方法3|ボディトリマー
「カミソリでは安全面が不安」「1アイテムでVラインだけでなくIOラインも一気に処理したい」という人におすすめなのが、近年、ひそかに注目されている「ボディトリマー」です。
特に、PanasonicのボディトリマーはVIOすべてに使え、刃だけでなく本体も丸洗いできていつでも清潔、シャワー中も使えるかなりスグレモノ。
価格も1つ7,000円くらいと、さほど高くないというのも人気の理由です。
参考:パナソニック ボディトリマー 男性用
9 mmまで毛の長さを4段階で調整できる「肌ガード(2 mm)」&「長さそろえ(3、6、9 mm)」アタッチメントつき。
ワイド&ラウンド形状で肌にやさしく剃れる「トリマー刃」 肌にやさしく約0.1 mmの短さまで剃ることができます。
剃りやすい本体形状「I字シェイプ」 V・I・Oゾーンも剃りやすいデザインです。
ただ、ヒートカッター、ボディトリマーなどでは、完全にツルツル状態にするのは難しいというデメリットもあります。
自然な感じに残したいのであれば、カミソリなどの方法で良いですが、よりツルツルを目指すなら、次に紹介する方法がおすすめです。
アンダーヘアを整える方法4|除毛クリーム
「特にIO部分は凹凸も細かく、刃物はできるだけ使いたくない」「カミソリで処理したあとのジョリジョリ感が気になる」という人にピッタリなのが、「除毛クリーム」です。
除毛クリームは、毛を溶かして処理するクリームのこと。
アルカリ性の薬剤がタンパク質(毛)に反応し、溶かして除毛する方法なので、カミソリ負けやケガのリスク、カミソリで剃ったあとのようなチクチク感もありません。
さらに、広範囲を一度に処理できるというのもメリットです。
(ただ、肌が弱い方は薬剤で赤くなったりすることもあります。
脚や腕などで試してから、VIOラインに使うようにしてください。)
除毛クリーム初心者におすすめなのは、「NULLリムーバークリーム」。
「処理するたびにカミソリ負けしている」「脱毛サロンやクリニックは高くて敷居が高い」という人にピッタリの、高コスパな方法です。
もちろんVIOラインだけでなく、お腹や腕、脚、ワキなど他の部位にも使えます。
また、ほかの除毛クリームでかぶれたり、赤くなった経験があるという人もいると思いますが、この「NULLリムーバークリーム」には保湿成分が贅沢に配合されており、肌の弱い人でも安心して使えます。
ちなみに、毛をある程度短くカットした後で、クリームを厚めにたっぷりと肌にのせるのが。
上手に除毛するポイントです。
参考:【医薬部外品】NULL メンズ 薬用リムーバークリーム
気になる部分に塗って5分~10分程放置した後、ペーパー(スポンジ)等で拭き取り、洗い流すだけ。
“アロエエキス”&”ノバラエキス” &”ノバラ油の保湿成分を贅沢に配合。
お肌に負担の少ない成分であるため、女性にもお使いいただけます。
アンダーヘアを整える方法5|ブラジリアンワックス
カットやカミソリでのムダ毛処理のデメリットは、毎日のようにお手入れしないと見た目も感触も悪くなってきてしまうことです。
そういったデメリットを解消してくれるのが「ブラジリアンワックス」。
最近は、女性だけでなく男性でも、ブラジリアンワックスを愛用する人が増えてきています。
使い方はとてもシンプルで、脱毛用のワックスを塗り、塗布した部位にシートを貼ってはがすだけ。
これで、ワックスにムダ毛が絡め取られ、ごっそり抜くことができます。
(ワックスはガムテープのように無理に毛を抜く方法なので、痛みが強く、肌への刺激も伴います。
一度、腕や脚で試してからVラインで行ってください。)
ブラジリアンワックスで脱毛すると、2~3週間程度はツルスベの状態を維持できます。
その間、アンダーヘアを整える手間も減り、また繰り返し使えば、徐々に毛量が少なく、毛が細くなっていきます(ただ、使用をやめると元に戻るようです)。
脱毛サロンで行う光脱毛、クリニックで行うレーザー脱毛では、施術後すぐに抜けるのではなく、2週間~1ヶ月くらい経ってから徐々に抜けてきます。
その点、即効ムダ毛を何とかしたいときは、ブラジリアンワックス脱毛がおすすめ。
ただ、当然ながら永久に脱毛できるわけではないので、3週間くらい経つと再び毛が生えてきます。
参考:NULL ハニーシュガーワックス スターターキット
NULL ワックスは”男性向けの粘度”に開発されており、”太く長い毛を持つ男性”でも脱毛OK。
市販のブラジリアンワックスは海外からの輸入品が多く、日本人男性の肌質に合わせた商品ではありませんでしたが、NULLハニーワックスは、”日本人男性用の脱毛ワックス”。
主成分がハチミツのため、V.I.Oライン(デリケートゾーン)にもご使用いただけます。
アンダーヘアを整える方法6|脱毛サロン・クリニック
さて、ここまでアンダーヘアを自分で整える方法を紹介してきましたが、やはり自分で処理をするのは手間ひまがかかりますし、せっかく処理してもしばらくすれば元に戻ってしまいます。
「いくらムダ毛を処理してもどちらにせよ生えてくるし、どうせなら根こそぎ処理したい!」
そんな、根本的にムダ毛とサヨナラしたい人におすすめなのが、「脱毛サロン」や「クリニック」での脱毛です。
現在は、男性専用の脱毛サロンやクリニックが急速に増えてきており、多くの男性に支持されているのが分かります。
脱毛の希望部位で人気なのは、ヒゲとVIO脱毛がダントツだそう。
エステサロンの光脱毛、クリニックのレーザー脱毛は、毛を剃った後、脱毛する部分に脱毛マシンで照射して処理していきます。
この段階では、処理した毛はすぐに抜けるわけではなく、2週間くらいしたら次第に抜けてきます。
毛の生え代わりの周期(毛周期)の関係で、1回の施術ではすべての毛を処理することはできません。
脱毛の施術回数が多くなるほど、アンダーヘアの処理がグッと楽になり、最終的にはほとんど不要になります。
つまり、一生ワックスや除毛クリームを使い続けるより、結果的には割安になるわけですね。
すぐに脱毛する必要があるときはワックスが使えますが、根本的に何とかしたい人には光・レーザー脱毛がおすすめです。
エステサロンとクリニックの違いとは?
永久系の脱毛するときは、「エステサロン(脱毛サロン)」と「クリニック」という2つの選択肢があります。
それぞれの違いを簡単にみていきましょう。
エステサロンの光脱毛
エステサロンで使われている「光脱毛」という方法は、比較的、施術中の痛みが小さいので痛いのが苦手な人におすすめです。
特に、VIOラインは痛みを感じやすい部位なので、VIO脱毛を希望する人は脱毛サロンを選ぶ人も多いです(最新のマシンほど痛みや肌への刺激は少なくなっていますが、サロンによって使っている機器が違うので、痛みの度合いが違うことがあります)。
また、クリニックより脱毛にかかる費用が安く、通いやすいのもメリットの1つ。
ただ、クリニックと比べてマシンの出力が小さいため、脱毛完了までにかかる回数はどうしても多くなります。
エステサロンでは、法律上の規制で「永久脱毛」はできず、脱毛完了後も薄いながらもムダ毛が生えてくる可能性もあります。
クリニックのレーザー脱毛
クリニックで行われる「レーザー脱毛」は、脱毛サロンに比べて痛みが大きいのがデメリットです。
しかし、マシンの出力が大きいので脱毛効果も高く、脱毛完了までの回数も少なくて済み、脱毛サロンではできない「永久脱毛」が可能になります。
また、ドクターの管理のもと施術が行われるので、万一のトラブルの際も安心です。
エステサロンとクリニックの特徴比較
レーザー脱毛 | 光脱毛 | |
おすすめ度 | ★★★ | ★★☆ |
脱毛の効果 | ★★★
永久脱毛 |
★★☆
永久ではない |
完了までの回数 | ★★★ 5~8回 |
★★☆ 12〜18回 |
痛みの程度 | ★☆☆ 痛い |
★★☆ あまり痛くない |
料金 | ★☆☆ 高い |
★★☆ 安い |
安全性の高さ | ★★★ 医師・看護師 |
★★☆ エステティシャン |
施術場所 | クリニック・病院 | エステサロン |
よりおすすめなのは「クリニック」
脱毛サロンやクリニックでは、同じようなサービスに感じる人も多いと思いますが、特徴にかなり差があります。
特に大きな違いは、脱毛サロンでは「永久脱毛」ができないところ。
これは永久脱毛が医療行為にあたるため、医師の管理下で行うクリニックでしかできないというわけですね。
クリニックでの脱毛は痛みが強く、料金も高いというデメリットもありますが、完全に毛が生えてこなくしたいのなら、クリニックがおすすめです。
まとめ
これまでの「男性のアンダーヘアを整える方法」をまとめると、次の表のようになります。
処理方法 | メリット | デメリット |
カットする
(ヒートカッター) |
低コスト・仕上がりがキレイ・痛くない | 劇的には変わらない・処理に時間がかかる |
剃る
(カミソリ・ボディトリマー) |
低コスト・簡単・痛くない | チクチクする・見た目がブツブツ |
溶かす
(除毛クリーム) |
低コスト・簡単・チクチクしにくい | 肌荒れのリスク・毛が溶け残るケースも |
抜く
(ブラジリアンワックス) |
低コスト・即ツルツルになれる・仕上がりがキレイ | 痛い・永久ではない・肌荒れのリスクも |
脱毛
(光・レーザー) |
毛が細くなる・自己処理が楽になる・永久系 | 高コスト・即日キレイにならない |
自分でできる方法は、基本的に放っておけば元に戻ってしまいます。
その時々でアンダーヘアを好きなようにデザインしたい人は自己処理が向いていますが、アンダーヘアのムダ毛の悩みが深刻な人、ズボラな人ほど、脱毛サロンやクリニックが向いています。
それぞれメリットとデメリットをみながら、自分に合った方法を見つけてください。